自炊のすゝめ① 〜準備編〜

「自炊」とは何でしょうか?料理?

違います。「本や書類をデータ化する」ことを指します。データ化した本は電子書籍としてタブレットやスマホで閲覧ができます。

自炊をすることで家中の本を一掃することができ大きなスペースの確保が可能です。

今回は自炊の必要性、始め方を書いていきます。

自炊に必要なアイテムを中心に紹介していく

目次

「自炊」のメリット

かさばる本・書類をデータ化できる

自炊の最大のメリットといえば家中の本、書類(契約書・説明書・レシート等)を全てなくすことができる点です。

また、データ化した本をタブレットやスマホに保存したり、クラウドサービスに保存して外出先から閲覧することも可能になります。

中古本を躊躇なく買える

中古本は衛生面から購入を控えていた方も、どうせデータ化してしまうのであれば関係ありません。古いマンガ本にみられる、日光による「ヤケ」が酷い本であってもスキャン時の画像処理で消す(見えにくくする)ことができます。

原本よりも読みやすい

特に文庫本やマンガに言えることですが以下の3点の理由から、スキャンしたデータをタブレットなどで読むと原本よりも読みやすいと感じます。

  • 原本よりも大きく表示される(拡大されても画像の劣化は感じません)
  • スキャン時の処理で画像濃度をあげられる(特にマンガでは効果絶大)
  • 暗い場所でも関係ない

準備物

自炊には主に3つのアイテムが必要になります。すべてを新品で揃えると結構な額になりますが一部は代用可能です。

スキャナー

自炊には必須のアイテム。スキャナーの良し悪しで「自炊」ライフの快適度が大きく変わります。家庭用複合機のスキャン機能でもできなくはないですが、10冊以内が限界でしょう。

下記のように作業スピードに大きな差があります。

名称両面スキャンスピードマンガ1冊のスキャン時間
ScanSnap iX1400毎分40枚2分30秒
エプソン DS-571毎分35枚2分51秒
Canon DR-C240毎分30枚3分20秒
家庭用複合機毎分5〜10枚10分〜20分

                      ※マンガ1冊:片面200ページ(両面100枚)

おすすめスキャナーは下記の記事に書いていいます。是非参考にしてください!

裁断機

本の背表紙を切断して、ページをバラバラにするために必要です。ただしこれは必須ではありません。特殊なカッターを利用した裁断方法もあります。

カッターでの切断の場合は下記のように多少の時間がかかりますがお手軽に始められます。(ただしコツがいるので多少の練習が必要です)

切断方法マンガ1冊の切断時間切断面の仕上がり価格
カッター1〜3分1000円
裁断機10秒15000〜40000円

カッターでの切断方法は下記の記事で紹介しています。

裁断機ですが3000円前後の商品もあります。ただし一度に裁断できる枚数が20枚ほど(切断厚1cm以下)とマンガや文庫本には使用できません。(背表紙をカッターで分割すれば一応は使用できます。)

裁断機を購入する際は妥協せず切断厚3cmほどのものを購入しましょう。(下記の商品が安価でお勧めです)

PC

スキャンしたデータの保存、編集に必要です。基本的にスマホやタブレット端末にはスキャナー側が対応していないためPCが必要になります。スキャン作業の負荷は小さいのでPCのスペックは特に必要ありません。ただしデータ保存が伴うのでできればSSD搭載機の方がおすすめです。(外付けSSDでもOK)

基本的にPCは何でもOK!

できること
  • スキャナーは専用のものを購入しよう
  • 裁断機は専用カッターで代用可能
  • パソコンは何でもOK(Macでも可)

まとめ

自炊は初期費用もかかりますし必要ない場合もあります。一時的なデータ化は業者依頼という方法もあります。本当に必要かはよく考えてみましょう!

自炊のメリット
  • 家の本、書類、レシートをデータ化できる
  • 状態が悪い中古本を躊躇なく買える
  • 原本よりも大きいサイズで読める
自炊のデメリット
  • 初期費用が高い(50000円ほど)
  • 裁断機などの保管に場所をとる
  • 原本と比べると画像の劣化がある
必要なもの
  • スキャナー
    • 妥協はせずに専用のものを購入しよう
  • 裁断機
    • 少量のスキャンであれば専用カッターで代用可能
  • PC
    • 基本はなんでもOK
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